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ファミリーヒストリーを始めよう:初心者向けガイド(まずできること編)

目次

何から始めたらよいのか、わからない…

今、家族の歴史に興味を持ち始める人が増えています。

・祖父母、父母の若い頃の話をもっと聞いておけばよかった
・自分や家族のルーツをもっと知りたいな
・たどっていくともしかして有名人と接点があるかも?

ファミリーヒストリーに興味を持つきっかけは様々です。しかし同時に、どこから手を付けたよいのかわからないという悩みも多く聞きます。

私もそうです。東京での仕事を一区切りにし、地元に帰省したのですが、①自分のこれからのこと、②祖父母の介護の様子、③父母のこれから、④たまたま読んだ本をきっかけに、自分のルーツを知りたいと思うようになりました。

ファミリーヒストリーを始めたときの悩みとして

何から手を付けていいかわからない

どのように情報を集めて、記録を整理すればいいのか

ファミリーヒストリーの完成図がわからない

など様々だと思います

この記事では、初心者向けにファミリーヒストリーの始め方をステップごとにまとめます。

ファミリーヒストリーは、家族のつながりを感じることができたり、それぞれの時代に思いを馳せることができたりなど、自分がこれからの人生に引き継いでいきたい経験や感覚を得ることができる素晴らしい取り組みです。

ただ、ファミリーヒストリーをまとめるには、時間やコミュニケーションなど負担もかかるのも事実です。だからこそ、ラフに、楽しくやっていく方法をご紹介していきます。

できることからやってみよう!

ファミリーヒストリーを進めるにあたって、「これできそうだな!」をまとめます。

エピソード集めに向けた準備をする

  • 親や祖父母、親戚などに話を聞いて、家族の歴史やエピソードを集めることがこれからの主な作業です。お話を聞く人のリストや、事前に質問リストを作成します。「おじいさんの若い頃の仕事は何でしたか?」「家族で特に思い出に残っている出来事は何ですか?」など、具体的な質問を事前に用意すると話が広がりやすくなります。また質問事項も整理して記事にアップしたいと思います。
  • 可能であれば録音やメモを取る準備をしておきましょう。急にお話を伺う機会が訪れても、これで安心です。

アルバムなど既にある記録を確認する

  • 親のアルバムなど、実家に眠っていませんか?家族アルバム、手紙、日記など、家にある資料を確認します。これらの資料には、ファミリーヒストリーを貴重な情報がたくさん含まれています。
  • 自分の記憶をよみがえらせたり、これからのエピソードを集めるためにお話を伺う際の取っ掛かりにもなります。また、重要な資料はデジタル化して保存しておくと便利です。
  • スマートフォンのカメラで写真を撮ったり、スキャナーを使ったりすると良いでしょう。

インターネットで調べる

  • また別の機会にご紹介したいと思いますが、私の先祖は商人でした。先祖の名前をGoogleで検索した所、かつて祖先が使っていた看板のデザイン資料が、ある大学に保管されていることがわかりました!
  • こうしたネットで検索するとブログ記事を始め、ファミリーヒストリーに関する情報が、インターネット上でもたくさん見つかります。他の人の経験やアドバイスを参考にすることができます。
  • ファミリーヒストリーの特徴は、他人の話を聞いていても笑ったり、泣けてきたり面白いということです。海外でもファミリーヒストリーの活動は盛んです。FamilySearchなどのオンラインデータベースを利用して、家族の記録を検索することができます。

公的記録の取得する

  • 戸籍謄本や住民票などの公的記録を取得します。費用は掛かりますが、これらの記録は家系図づくりなど今後の調べものに非常に役立ちます。

DNA検査を考える

遺伝子検査を利用して、祖先の特徴とルーツを知ることも一つの方法です。遺伝子検査の結果は、先祖の特徴だけでなく、特定の病の発症リスクや体質などもわかるものもあります。

ファミリーヒストリーに関する書籍を読む

  • 初心者向けのガイドブックや、系譜研究に関する専門書を読むことで、基礎知識を身につけることができます。私が特に参考にしている書籍はこちらです。また書籍の紹介もしていきたいと思います。

プロのルーツ調査専門会社であるファミリーヒストリー記録社代表・吉田富美子さん直伝の、自分でも出来るファミリーヒストリー調査の方法をご紹介しています。
ファミリーヒストリー調査を行うことで、先祖を過去にさかのぼる縦のヒストリー調査と、より身近な祖父母・父母といった近親者の若かりしころや、自分との思い出の両方を知る横のヒストリー調査についてわかりやすく説明しています。

ファミリーヒストリーの作業に正解はありません。色々試してみて、自分のモチベーションを保っていくことも大事です。

また、ファミリーヒストリーがより楽しく、充実したものになるように「こんなことができる!」を私もこれから増やしていきます。

ファミリーヒストリーのゴールは自由

ファミリーヒストリーをまとめるきっかけも、そのゴールも様々なのが面白いです。みなさんも目指しているゴールは以下まとめるもの以外にも、色々あると思います。

家族のつながりを深める

  • ファミリーヒストリーをまとめる過程で、親や祖父母、親戚と話、みんなで家族のお歴史や伝統、大切にしてきたもの共有します。それは、見えなかった温かいつながりを感じる機会になります。

先祖や先人が築いてきたストーリーに敬意を表す

  • 先祖の歴史や足跡を記録することで、彼らの功績や苦労を理解し、敬意を表すことができます。
  • さらに、先祖がどのように生きてきたのかを知ることで、自分自身のアイデンティティを再確認できます。
  • また教科書や偉人を通して見てきた歴史が、自分の親族の足跡を基に改めて歴史を振り返ることで、より当時の時代背景の理解を深めることができます。

ファミリーが残してきた物語や遺産を保護する

  • 写真や文書、家族の物語を整理し、保存することで、後世に残す遺産として保護できます。そうすることで、家族の重要な出来事や伝統を後世に伝えることができます。
  • 特に、ファミリーヒストリーで出会う古い記録(写真や古文書など)は、ご先祖のリアルな声や足跡までわかる貴重な記録であり、また暮らした地域のことがわかる一級の歴史資料です。ただ、そうした記録は記録管理が大変です。専門業者に依頼したり、もしくはデジタル化するなど様々な保存方法があります。

病気や健康に関する情報の収集ができる

  • 遺伝子検査や病院の家族歴からがんや脳の病気、生活習慣病などの発症リスクが推測できるとされています。家族の健康歴や遺伝病の情報を把握することで、自分自身や親、子どもたちの健康管理に役立てることができます。

ファミリーヒストリーでこんなことができる

家系図を作る

  • 公的記録や家族、親族のエピソードから家族の系図を完成させ、先祖から現在までの家族のつながりを一目でわかる形にまとめます。
  • 系図を作成することで、家族全体の歴史を視覚的に理解しやすくなります。

ファミリーヒストリーブック・ムービーを作る

  • 家族の歴史やエピソードをまとめた本や動画を作成し、家族や親戚に配布すること。
  • 写真や文書、インタビューなどを形に残すことで、後世に伝える価値ある資料となります。

情報をデジタル化する

  • デジタル化された記録をオンラインで保存し、家族全員がアクセスできるようにします。
  • デジタルアーカイブを作成することで、家族の歴史を簡単に共有し、後世に残すことができます。

家族イベントを開く

  • 家族や、ファミリーヒストリーの作成を通して出逢った親族などと、家族の歴史や伝統を共有するためのイベントを開催するのはどうでしょう。関係の薄かった親族とのつながりを強めることができます。

ファミリーヒストリーをまとめ方に決まった型やゴールはありません。何か明確なゴールを決めなくても、調べる中で、自分のこれからに繋がる教訓や言葉などを得るだけでも非常に意味があることです。

私も色々な活動にチャレンジして、より充実したファミリーヒストリーの取り組みをしていきます。

結論

ファミリーヒストリーを始めるのは、家族のルーツを探るワクワクする旅です。

最初はどこから始めればいいのか迷うかもしれませんが、家族の話を聞いたり、古い写真や書類を整理したりすることで、少しずつ家族の歴史が見えてきます。

このプロセスを通じて、家族のつながりや歴史を深く理解し、それを次の世代に伝えることができます。

とても素敵な経験ですので、自分のペースで自分だけのファミリーヒストリーを紡いでみましょう。

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